2011年10月1日土曜日

何をするべきか

司法試験に挑戦し始めてこの秋で8年が経った。

旧司法試験では、択一でまったく歯がたたず。
最終的に40点台で、法科大学院へ進学することにした。

法科大学院では、精神を病み2年間を棒に振った。

結果、今春の新司法試験では、210点の択一合格点に対し、211点と辛勝し、
論文では、まったく相手にされなかった。

これまで、自分が長い時間をかけてきたことが、まったく無駄だとは思わないし、無駄にもしたくない。
だから、これまでの自分がよかったこと、わるかったことを詳細かつ、冷静、客観的に観察した上で、来年の必勝を期し計画を立てることにした。

新司法試験で問われることは、基本的な論点に対し、通説・判例を踏まえた論述ができることだ。
これは、何も複雑な思考過程が必要とされることではない。

私に致命的に足りないのは、きっと基本論点の通説的解決の方法と、これらに与えられる基礎点が確実に答えられることだと思う。
これができるようになるために、まず徹底的に判例を読むこと、基本書で思考過程をインプットすることだ。
そして、同様に重要なのが、インプットとアウトプットとを連動させることだと思われる。

そのためには、やはり手を動かす読書ということになろうか。
すなわち、基本書・判例集の内容を自分なりに、順を追った思考過程に変換しこれを紙の上に表現するということ。
そして、これを常に表現できるようにするため記憶することが最優先だと思われる。

要は、「論証パターン」を作ることであり、このような作業は従来司法試験予備校が行ってきたことと同様であるということになる。
ただし、これを自分で作るという能動的な作業を通じて、論理の流れを自分のものにするということを大事にしたい。

来年、思いを果たしたなら、学修に悩むロースクール生にとってこのブログが参考になれば幸いである。

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